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ハードウェアを活用したシミュレーション高速化

機能検証は厄介な仕事です。チップの集積度が上がるに伴い、デザインの動作機能の検証もどんどん複雑になっています。問題がややこしいのは、機能検証はデザインの高集積化を超えるスピードで複雑化していることで、その元凶はデザインに組み込む機能ブロックやサードパーティのIPブロックが増えていることです。時機を逃さずに製品を市場へ投入するために、開発チームは検証が完了したかどうか定かでなく、テスト効率を上げる方法がないまま、早めにデザインをテープアウトするリスクを冒さざるを得ません。

Eve's simulation acceleration model

EVEのシミュレーション高速化モデル

従来のソフトウェア・シミュレータでは便利なモデルや高機能なデバッグ機能を比較的低コストで使えました。ただ、デザインが肥大化するにしたがって処理性能が大きく低下しています。結論を言えば、ソフトウェア・シミュレーションは現世代、次世代のチップ設計では力を失いつつあります。CPUのクロック周波数が限界に近づき、プロセッサメーカーがマルチコアに移行するようになると、パフォーマンスのギャップはさらに広がるでしょう。

EVEのハードウェア支援のシミュレーション・アクセラレータである「ZeBu-AX」はシミュレーション性能を上げる決め手になります。既存の検証環境を変えることなく、現時点で最先端の検証技術を使ったテストベンチでも、すぐに高速化できます。

SEE ALSO

高速化の効果を予測

ZeBuを適用する前に、シミュレーションの高速化による速度上昇率を簡単に予測できます。既存のRTLシミュレーションはHDLシミュレータを使ってプロファイリングします。プロファイリング情報にはデザインモジュールやテストベンチでHDLシミュレータが消費した時間が記録されます。テストベンチでの時間をすべて加算し、デザインでの時間を無視すれば、高速化したときのだいたいの時間がわかります。例えば、上の図のように、シミュレーション時間の90%がデザインで、10%がテストベンチで費されている場合、およその高速化率は10倍(100%から10%)となります。

シミュレーションをさらに高速化したいなら、ZeBu-AXでテストベンチとビヘイビア・コンストラクトにハードウェアによる高速化を適用できます。

高速化されたシミュレーション